北アルプス山麓
日本有数のおいしいりんごの産地
北アルプス山麓に広がる安曇野は標高600m~700mと高く、肥沃な土壌と国内有数の日照時間、昼夜の寒暖差や降水量の少なさという地域特性はおいしいりんごが育つ好条件を兼ね備えています。
高冷地の安曇野は、晩生種の「サンふじ」の収穫時期に霜が降ります。りんごは寒さで自身を凍らせないように、糖度を増やします。その結果、温かい地域で採れるりんごより糖度が増し、ほかにない甘みがでます。
このような条件の良さに加え、生産者1人1人が剪定や摘果、玉まわしなど年間通して手間を惜しまず育てるからこそ、どこの産地にも負けない味の良いりんごが育ちます。安曇野のりんごはこの土地の気候風土や人の営みが生み出した傑作なのです。
どれも絶品 安曇野りんご
日本有数の“りんごのおいしい地域”といわれる安曇野で約600人の生産者が手塩に掛けて育てたりんごはどれも絶品。
甘みと酸味のバランスが抜群の「サンつがる」やジューシーさと濃厚な甘みが楽しめる「シナノスイート」、40年前から不動の人気を誇るりんごの王様「サンふじ」など約10品種を8月から翌年2月頃まで切れ目なく出荷リレーします。
収穫されたりんごは、生産者によって管内2カ所にある選果所に運ばれ、冷蔵庫に貯蔵します。出庫後は、選果スタッフが傷の有無や形を1つ1つ手作業で確認し、専用の機械で熟度や糖度などを計測します。厳正な選別が品質の高さを保ち、全国の消費者に愛される秘訣です。
安曇野産りんごの主要品種
シナノリップ
8月上中旬~8月下旬
果汁が多くとてもジューシー
酸味と甘みのバランスも良い注目の品種
長野県が19年の歳月をかけ開発した夏りんご
平成30年2月9日に品種登録されたばかり
早生種の中では日持ちも良く、食味も良好。
サンつがる
8月中旬~9月中旬
酸味が少ない甘口の品種
ふじに次ぐ2番目の生産量
青森生まれの早生りんごで、酸味が少ない甘口の食味と、ジューシーさが特徴の品種です。
シナノスイート
10月上旬~10月下旬
その名の通り甘味の強さと
鮮やかな赤色が自慢
甘くてシャキシャキとした食感が特徴の、長野県を代表する品種の1つ。ジューシーさと濃厚な甘味が、子供から年配者まで、幅広い層に人気です。
シナノゴールド
10月下旬~11月中旬
長野生まれの黄金色のりんご
長野「りんご3兄弟」の1つ
サクサクと引き締まった歯ごたえが楽しめる、長野生まれの黄色りんご。甘味の中にしっかりとした酸味を感じることができます。柑橘類のようなさわやかな風味。
ぐんま名月
10月下旬~11月中旬
群馬県で生まれたリンゴ
酸味が少なく濃い甘味が特徴
果皮の地色は黄緑から黄色で、日光が当たる加減によって果皮の一部が赤く染まります。
サンふじ
10月下旬~11月下旬
国内生産量ナンバーワン!
甘味と酸味のバランスが絶妙
甘味・酸味・歯ごたえの三拍子が揃った人気品種。蜜が入りやすく、果汁もたっぷりです。
そのほかにも恋空や秋映、シナノレッド、シナノドルチェ、ピンクレディーなどを栽培しています。