オリジナルドレッシング開発 地元企業と共同で
▲JAあづみとキーヤが共同開発した新商品
当JA営農経済事業部販売開発課は安曇野市穂高で泊まれるカフェを運営する「KIIIYA café&hostel(=島友理奈代表)」と共同で、安曇野産の食材を使ったオリジナルドレッシングソースを開発しました。
お土産や親しい人への贈り物などに最適で、可愛らしい見た目にもこだわった逸品。22日から販売を始めました。
JAとキーヤが商品開発チーム「feel azumino(フィールアヅミノ)」を発足。約1年間をかけ、第1弾としてサラダ用と肉用を完成させました。
商品名はDRES(着飾る)SING(唄う)という単語を連ねた「DRES SING(ドレスシング)」。“ちょっと良いドレッシング” をコンセプトに、日々の料理を美しく飾り、鼻歌を歌いながらご機嫌な1日を過ごせるようにと想いが込められています。
パッケージは、それぞれのイメージの“ドレス”を着せ、高級感あるものにし、自立する形にしています。現状、リンゴと長ネギをイメージした2種類ですが、これから商品数が増えるごとに新たな洋服を追加し、見た目も楽しめるよう工夫していきます。
ドレッシングは、さっぱりとした味付けが特徴で野菜はもちろん、カルパッチョや白身魚の付け合せにもできる「塩麴と長ネギのドレッシング」と、ハンバーグなどの肉料理と相性が良く、リンゴの甘みと玉ねぎの食感を残すことで子供から大人まで楽しめる「こうじ甘酒のリンゴシャリアピンソース」を製作しました。
商品開発はJA側から提案。農産物の端境期の加工品販売や、安曇野産農産物のPR強化に繋げたいと考えました。キーヤは商品開発のノウハウはあったものの、原材料の調達に苦慮していたことから、双方の思いがピッタリ合い、今回の取り組みが実現しました。企業とタイアップした商品開発は平成29年の「りんご茶」以来で、ドレッシングの開発・販売は初めて。
製造は、同市の安曇野あかしな農産物加工組合Ebeya(えべや)に委託。原材料となる塩麴と甘酒は、同組合が安曇野産米を使って作られています。
今後、季節の農産物や規格外品を使った商品開発、需要に応じた規格の見直しも検討します。
キーヤで提供するサラダには「塩麴と長ネギのドレッシング」を添えて提供し。評判は上々だといいます。
島代表は「贈り物をする場面で思い浮かべて欲しい。贈った人、もらった人の思い出になるよう育てたい」と強調しました。
同課の塩原卓磨さんは「安曇野産食材の魅力とJAの取り組みを知り、農業全般にも興味を持っていただけたら嬉しい」と話しました。
2種類とも1本(140ml)800円。安曇野スイス村ハイジの里やKIIIYA(キーヤ)で販売しています。