営農メモ(水稲)
農閑期には作付けや施肥設計などを栽培計画・目標に照らして振り返り、来年度に備えましょう。
【土壌改良資材について】
近年、生育期の天候不順や台風による倒伏・高温障害による乳白米や胴割れ米への心配が増えています。窒素過多や密植、日照不足、病害虫の発生等で葉・稈が軟弱になります。軟弱な稲は雨風等の被害により倒伏の可能性が高くなります。
稲作において、著しい天候不順にも対応できる良質米の安定生産には地力の確保が大切です。土壌改良資材などを利用した土づくりをお願いします。
■土想神・・・ケイ酸・リン酸・カリ・苦土・アルカリ分・鉄・マンガンを一
度に補給出来る省力で低コストの水田用総合土づくり肥料
【食味分析について】
1月の訪問日で「令和5年産米の食味・品質分析結果」が配布されていますので今後の栽培管理の参考にしてください。
令和5年度より食味分析のシステムが変わりました。レーダーチャート(6角形グラフ)や4段階でのランク(S・A・B・C)が表示できなくなりましたが見方は同じです。目標値を基準に来年度の参考にしてください。
分析計で計測される項目は様々ですが、主に「アミロース」「タンパク質」の値が食味に大きく関係します。評価値が高く美味しいとされるお米は、いずれの数値も低いお米です。
詳しくは各地区指導員までお問い合せ下さい。
(豊科地域営農センター 青柳安定)