お知らせ

Home > お知らせ  > 営農メモ(きのこ)

営農メモ(きのこ)

1.えのきたけIQ-2の管理について

 今年も、IQ-2の栽培となります。昨年の8月頃から飯山系統(IW)に切り替わり1年が経過しました。また系統については、週毎違った系統が供給されて系統ナンバーはQ1~Q52で1年分となっています。以前と母菌の供給元は変わっても基本的な形質、栽培特性は変わらず、比較的安定しています。

 IQ-2の特徴としては、【乾きに弱い】【抑制が効きやすい】、特に、乾燥により傘の着色、培地の首切れ、生育遅れの発生しやすい特徴がありますが、非常に生産性の高い品種です。 

 また、IQ-2は菌床剥離が多く課題となっています。対策としては、菌かき後、原基形成直前(3~5日)に光照射を行いますが、菌床面が乾燥しにくいLEDの使用をお願いします。また、季節栽培の方は部屋掃除、機器の点検、調整を行い1週間程度前には生育室の環境を整えて培養基を導入するようにして下さい。

 特に高温期の栽培では芽だし、ならし、抑制初期の乾燥が原因で生育、品質に大きな影響を及ぼし、生育の遅れや不揃い、水キノコ、着色等の品質低下を招きます。

2.ぶなしめじの試験品種「長野農工研B-6号」について

 昨年から新品種「長野農工研B―4号」の栽培が始まり10ケ月ほど経過しました。現状、特色を生かした栽培が行われています。今年は、新たに試験品種として「長野農工研B―6号」の試験栽培に取り組みます。培養期間(60日~)生育期間(22日)はB―4に比べて培養期間、生育期間共に長くなっていますが、NN―12に比べれば短期培養、生育は同等で、高品質で保存性に優れています。NN―12の後継品種として最有力候補であるB―6号の品種特性を見極めて下さい。

3.キノコバエ(コバエ、昆虫類)対策と重大事故の発生について

 近年、地球温暖化の気温上昇によりキノコバエの発生が拡大し、異物混入増加の一因となっています。キノコバエ(コバエ昆虫を含む)の対策として、生息地となる施設周辺の草刈り、清掃をお願いします。また、ハエはきのこの匂いに誘引されて施設内に侵入してきますし、収穫済のビンやきのこカス等でも繁殖ができるため、収穫済ビンの速やかな掻き出し、施設内(特に生育室や荷造り室)のこまめな清掃と侵入防止対策をお願いします。もしキノコバエの発生を確認した場合、速やかにJAへ報告をお願いします。

 また、GAP報告に合わせて異物(危険物)混入事故防止予防対策の確認、点検、対策の実施をお願いします。また、重大事故発生時には現場保存の上、速やかにJAへ連絡をお願いします。

(営農経済事業部農産課 片桐 寛貴)

お知らせ一覧へ戻る
XX(旧Twitter)
twitter
JAバンク
JAまごころ宅配
JA長野県グループ 営農技術員募集サイト
ネットショップJAタウン
長野県JA葬祭 虹のホールグループ
いいJAん!信州
安曇野新興塾公式インスタグラム
ソリマチweb農業簿記
安曇野市農業再生協議
みんなのよい食プロジェクト
JAバンク
JAまごころ宅配
JA長野県グループ 営農技術員募集サイト
ネットショップJAタウン
長野県JA葬祭 虹のホールグループ
いいJAん!信州
安曇野新興塾公式インスタグラム
ソリマチweb農業簿記
安曇野市農業再生協議
みんなのよい食プロジェクト