営農メモ(そ菜)
秋作そ菜品目について
9月以降の秋作と4・5月の春作では、日照時間が異なります。播種時期が遅れると健全な栽培が難しくなります。早生玉ねぎ等の品目では、播種時期が9月上旬と限られていますのでご注意ください。
9月から栽培するそ菜品目は秋雨の影響による湿害・病害の発生対策を考慮した圃場作りも大切です。
【9月に播種・定植がお勧めのそ菜品目をご紹介します】
◆玉ねぎ
9月上中旬に播種を行い、10月下旬~11月上旬の定植となります。早い時期での定植、大苗の定植は、収穫量を減らす可能性があります。定植時は、小さい苗を選抜することをお勧めします。
◆小松菜・ほうれん草
ハウス施設での栽培がオススメです。発芽・発芽後の生育には、十分な水分が必要になります。初期成育を揃える為に、播種後はパオパオ等の被覆資材をベタ掛けしてください。
◆大根
大根の大きさが家使いようとしては大き過ぎるとお悩みの方は10㎝間隔で播種してください。小ぶりな大根が栽培可能です。
◆カブ
乾燥後に、急激に水分を吸収すると割れやすくなります。降雨がなく乾燥が続く場合は水分を与え、圃場が常に水分を抱いている状態を保つようにしてください。表面の傷のほとんどはキスジノミハムシによる食害です。播種時に土に混ぜるタイプの殺虫剤が効果的です。
◆ニンニク
土作りの際は、苦土石灰を十分に施し、黒マルチを使用し、地温を保つことが重要です。生育途中には、株元からわき芽が出ますので、出てきたわき芽はかき取り、とう立ちした花芽も早目に摘み取ってください。表面の土が乾燥する場合は適度に水分を与えてください。
※詳しくは各地域営農センター又は、各地区担当指導員までお間い合わせください。
◆堀金地域営農センター主任 保尊優一◆