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安曇野の風土

流れる雲とあづみ野時間

地勢

JAあづみは長野県中部に位置し、安曇野市(穂高・豊科・堀金・三郷)と松本市(梓川・安曇・奈川)のエリアを行政区域としています。
日本一の大河である信濃川の上流部にあたる犀川を東に、そして雄大な北アルプスを西に望む広大な平野部は「安曇野」と呼ばれています。
安曇野は、北アルプスから流れ出る清流によって形成された複合扇状地と、犀川によって作られた氾濫原によって構成され、大河が作り出した肥沃な土壌は水田を始めとする豊かな農地の基盤となっています。

農産物

この地域は稲作には絶好の地形と気候に恵まれ、日本有数の米どころと言われ、その品質にも定評があります。また、りんごも安曇野を代表する農産物で、生産者の熱意もあいまってどこにも負けないおいしさを誇っています。
地域のほぼ中心を南北に走る大型農道より東側の地域は稲作・野菜・花が中心の栽培がされており、一方西側(北アルプス山麓地帯)の地域では果樹・野菜が中心の栽培となっています。
肥沃なこの地域では農耕が文化としてしっかり根づき、人と自然が共に力を合わせて生み出した素晴らしい農作物の宝庫なのです。

気候

この地域は平均気温11.7℃、平均降水量1,011mm・日照時間2,059時間と典型的な内陸性気候です。データが示すように日照時間が長く、雨が少ないという地域特性は、おいしい農産物を生産できる大きな要素となっています。
開けた平野部ではありますが、信濃川の上流部にあたるため標高は意外と高く、耕地はおおよそ600から700m前後の標高に位置しています。りんごをはじめとする果物は昼と夜の寒暖差が大きいほど甘味がのり、おいしく育ちます。高い標高に位置する安曇野はその条件がピッタリと当てはまっているのです。

歴史・文化

安曇野は太古より安曇族が移り住んだと伝えられる地域で、独特の文化が根づいています。安曇族は日本海を活躍の場とした海洋族と考えられ、そもそも「安曇」は「海人津見(あまつみ)」を語源としていると伝えられています。「JAあづみ」が「あずみ」と表記されないのは、実は語源となっている「津見」を尊重したことによるのです。
内陸部でありながら明るく開けた肥沃なこの土地では、農耕を中心とした豊かな文化が生まれ継承されてきました。この土地に特別多い道祖神もその一つです。
近年は「日本の原風景」といった呼び方をされ、散策型の観光地として絶大な人気を博しています。穂高神社をはじめとする旧跡も多いほか、現在ではたくさんの美術館が点在し、長く居たい、そして何回でも訪れたい魅力的なエリアとなっています。


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