「恵比寿 大黒 福の神 豆参り」大きな声が響きます。二月三日の節分の日にあんしんの里「楡」では、毎年恒例の豆まきをしました。
今年は、職員が赤鬼に、男性の利用者さんが青鬼になりました。とてもやさしい笑顔の鬼にむけて大声で「鬼は外、福は内」と豆を投げます。世間では、大豆や落花生をまくところですが、今年は、小袋入りの甘納豆を鬼に向けて投げました。すると、金棒を持った青鬼が、金棒をバットのように持ち豆を打ち返します。意外な展開にみんな大笑いしながら「ごもっとも、ごもっとも」と笑顔で返します。最後は職員による「鬼のパンツ」の歌とパフォーマンスで会場に笑いをそえながら、甘納豆ともにお茶をいただきました。みなさんの元気の良い豆まきの声で、悪さをする鬼は逃げ出したことでしょう。
2月14日のバレンタインデーには、女性の利用者さんがチョコレート作りに精を出しました。チョコレートを溶かして生クリームを混ぜ、マシュマロにからめて固めます。すると甘い香りが部屋中に漂い、気分もウキウキしてきます。お茶の時に、チョコレートをいただいていると初恋の話や結婚した頃の話に花が咲き、当時を思い出す皆さんはとても嬉しそうでした。