「楡」の壁一面に桜の花が咲き誇りました。画用紙の花びらを一つ一つ丁寧に切り抜いて貼り合せて、うすピンクの桜の花を作りました。できあがった一つの花を髪かざり風に頭につけてみたり、ブローチのように胸にかざしたりしました。
「花よりだんご」など冗談を言いながら壁一面の大きな桜の木を完成させました。「お花見に行こうね」と外の桜の花が咲くのを待ち遠しそうに窓を眺めながら、壁に貼った桜に目をやりました。
3月23日と27日にやしょうまづくりのボランティアの先生が来てくれました。アツアツにこねて色づけした米粉を伸ばしていきます。「さあ、みなさんの出番よ!」細く伸ばしては同じ長さに糸で切り揃え、ひたすら手を動かします。大きな太巻きのような固まりを先生が伸ばしていきます。真ん中で切ってみると「あら、きれい」桜の模様のできあがりです。「やしょ。うまかったぞ」と言ったお釈迦様の言葉が、やしょうまの語源だそうです。その名の通り「うまかった」とみんな満足そうでした。