りんごの豊作を祈念する神宮御料りんご祭りが8日、安曇野市三郷小倉の降幡隆亮さんの圃場で行われました。このお祭りは昭和36年から毎年5月8日に伊勢神宮の2名の宮司(ぐうじ)が訪れて神事を執り行っています。本年は安曇野市議会議員、市役所職員、市場、JA役職員や部会員など地域の関係者約60名が参列し、満開な花のもと皆で豊作を祈念しました。
この祭りは、地元果樹生産者など約80名で組織する伊勢神宮御料りんご奉賛会が主催となって行なわれている地域の伝統的な神事の一つで、12月の天皇誕生日と2月の祈年祭に合わせて収穫されたりんごを献上しています。献納されるりんごは、生育過程で害虫や傷などがつかないように大事に育てられ、特に今年のりんごは、例年に比べ霜の被害もなく順調に育っています。
同会長の降幡宗年さんはあいさつで「お祭りで豊作を祈念したが、これから収穫までしっかり管理をして立派なりんごを献納できるようにしたい」と話しました。