14.09.15
1、えのきたけG6について 収量の確保 G6の収量は有効茎数に左右されます。傘数が少ない、株が柔らかく張りがない、株元が痩せている等の症状で収量が低下します。特に重要なのは傘数の確保です。やや小さめでも揃いの良い傘が多くあることが重要です。 生育においては、抑制初期に乾かさない事。CO2濃度が2000ppm以下になるよう換気を行って下さい。 また、培地組成では米ぬかとの相性が良く、収量も米ぬかの…
14.06.11
えのきたけ「農工研G―6号」について えのきたけの品種変更から3年目のシーズンとなります。導入時と比べれば培地資材の高騰が進み生産性の向上、効率的な経営がより求められています。再度、栽培体系を見直し、基本に立ち返った栽培を心がけましょう。 1、培地製造について 経営目標に沿ったビン当たりの収量目標を定め培地組成の見直しをします。昨年より豆皮の高騰が特に顕著です。各資材の価格変動に留意したうえで…
14.01.15
厳冬期の栽培管理について ◎えのきたけG6号について 培地作り 最近の混合済み市販培地では、殺菌後の培地PHが6.4以上になる商品もあるようです。殺菌後のPHが6.3以上の弊害を以下にあげます。?ビン内温度の急上昇で障害要因となる。?培地収縮が著しくビン肩に発芽する。?菌床面の劣化が著しく芽出し不良。?軟弱、傘形成不良等品質の低下の要因。 特に冬場では培地製造時のPH低下が少ない為、…
13.09.10
えのきたけの品質向上について 農工研G6号への品種切り替えから2年が経過いたしました。品種切り替え当初から比べると若干の特性の変化が見られます。以下の点に注意し管理をして下さい。 1.株元の接着が強い場合は抑制管理での乾き、低温による抑制過多が原因となります。抑制段階での加湿の程度、クーラー風の当たり具合を見極めたうえで適切な対策をとりましょう。また、生育が遅れ気味であっても目安の日数…
13.06.05
夏場の生育管理について [きのこ]
〇えのきたけ<培養管理> 夏場の培養室の温度は、培地から発熱より外気温の上昇による侵入熱の影響を強く受けます。外温度の上昇に伴いクーラーの稼働時間が増えればビン内温度は下がりやすくなります。培養ビンのビン内温度を確認しながらクーラーの設定を見直しましょう。<生育管理> 培養室と同様にクーラーの稼働が増えると風の影響を強く受けるようになります。寒冷紗などの風除けの設置や、加湿…