剪定の見直しと発芽前管理 厳しい冬を乗り越え、いよいよ樹が活動し始める時期となりました。冬作業の見直しを進めて、春の芽吹きに備えていきましょう。 特に本年は冬場の気温が高く、芽吹きなどの生育も早くなる可能性があるため、各作業は早めに行いましょう。今月の主な作業1.整枝剪定の見直し 発芽以降に芽に十分な日光を当たるよう、枝の配置を見直しましょう。特にブドウは春の水あげが早い果樹ですので、早めに実施…
20.12.02
本年度の振り返りと次年度に向けた管理 実りの時期も終わり、本年も残すところ僅かとなりました。本年度の栽培を振り返り、次年度に活かしていきましょう。 1.施肥 果樹施肥基準表や土壌診断の結果を参考に、樹勢など園地ごとの状況に合わせた施肥を実施して下さい。2.園地整備 積雪前に棚やトレリスの緩みを点検し、必要に応じて補修して下さい。特にナシやブドウなどの平棚は積雪の負荷を受けやすいので注意し…
20.11.09
晩生種りんごの収穫と秋の管理作業 りんごは晩生種の収穫期となります。適期収穫に努め、各規格に沿って出荷を進めましょう。収穫が終わった品目は礼肥を施し、来年に備えます。「果樹土壌分析」も併せて活用しましょう。 1.りんご 晩生種の収穫期となります。以下の点に注意して収穫を進めましょう。?ふじ まずは着色良好な上枝や樹の外周の果実を収穫すると、内枝への日照が良くなり着色が進みます。ガクア部…
20.09.29
適期収穫とふじの着色管理 りんごの中生種、梨、ぶどうが収穫終盤を迎えます。採り遅れにならないよう適期収穫に努めましょう。収穫が終わった品種は礼肥を施し、来年に備えて下さい。 1.りんご シナノスイートやシナノゴールドなど中生種の収穫期となります。各品種の特徴に合わせて適期収穫を進めましょう。 ふじは着色管理作業が続きます。枝吊りや誘引、支柱立ての見直しを行い、葉摘みや玉回しを…
20.09.08
適期収穫と収穫後管理 りんごに梨、ぶどうと各品目で収穫が続きます。本年は長雨などの影響により、品質低下や熟期に早まりなどがみられるので品種ごとの熟期に注意し、適期収穫に努めましょう。 1.りんご つがるの収穫が終盤となります。収穫遅れにならないよう作業を進めて下さい。中晩生種は収穫前管理が始まります。十分な着色を得るために、葉摘み前に徒長枝切りや枝吊りを実施して樹冠内部まで日が…