21.12.23
【今年の生産状況を振り返り、来年の栽培に活かしましょう】 今年は、春先の凍霜害から始まり夏場の高温や大雨の影響による病気の発生など、果樹全般で甚大な減収となりました。 このような気象条件でも安定生産を行えるよう、園地の若返りにより生産力を向上させることが重要です。計画的に老齢樹の改植を進めましょう。 寒い時期となりますが、今後開催されます冬期講習会には積極的に参加しましょう。1.整枝・剪定作業 果…
21.06.28
【着果管理と早生品目の収穫に向けて】 予備摘花から始まった着果管理作業もいよいよ終盤となります。障害果はできる限り軽微なものを残し、適正着果量を確保しましょう。また、早生の品目では収穫期に入りますので収穫に向けた管理を進めましょう。 1.りんご 翌年の花芽形成を良くする為にも仕上げ摘果が終わっていない園地では至急仕上げて下さい。夏あかりやシナノレッドは8月上旬の収穫に向けて着色管理作業を…
21.03.03
剪定の見直しと発芽前管理 厳しい冬を乗り越え、いよいよ樹が活動し始める時期となりました。冬作業の見直しを進めて、春の芽吹きに備えていきましょう。 本年は冬場の気温が高く、芽吹きなどの生育も早くなる可能性があります。各種作業は早めに行いましょう。◆今月の主な作業1.整枝剪定の見直し 発芽以降、芽に十分な日光を当てるよう、枝の配置を見直しましょう。特にブドウは春の水あげが早い果樹ですので、早めに実施…
21.02.05
梨の剪定について・共通事項1.どの枝にも十分日光が当たるように意識する。2.作業がしやすい樹形を意識する。3.どの枝にも防除薬液がかかることを意識する。・基本樹形のポイント(1〜4)1.棚仕立てで行うこと。(収穫時の台風による落果や傷害をできるだけ抑えるため。)2.杯状形で主枝・亜主枝・側枝での構成。3.主枝は基本的に4本主枝で生育に従って3本、2本にすることもある。4.亜主枝の間隔は50?〜60…