23.05.26
6月は水稲の分けつが旺盛になり、有効茎数確保の重要な時期になります。中干しを実施し、茎数をコントールしましょう。■中干しについて・コシヒカリの1株当たりの有効茎数は24本程度が目安です。分けつが18本くらいになったら中干しを始めましょう。また、中干しの程度は田面に2?の亀裂が入り足跡がつく程度の硬さが目安です。・中干し終了後は根に急激な変化を与えないように2〜3回、土を湿らす程度の走り水を行なっ…
23.02.21
3月は、令和5年産米の種籾消毒・浸種作業等が始まります。昔から『苗半作』とも言われているように、苗作りはその年の作柄を大きく左右します。天候不良等に負けない苗作りを目指しましょう。 JAでは「JA長野県安心基準米」の生産に取り組んでいます。同米は、次の要件を満たしたお米の事をいいます。 ?JA長野県安心基準米チェックシートに取組み生産された米であること。 ?種籾の種子更新を行い、品種名が確認さ…
23.01.24
【栽培日誌を見直しましょう】 令和4年産は、春先から高温傾向でムレ苗や立枯れ病の発生が見られました。定植後は、活着も良好で、一部藻類の発生はあったものの順調に生育しました。 しかし、梅雨明け後の曇天多雨傾向で、分けつが十分に取れず収量に影響が出ました。近年は、異常気象といわれる天候が常態化しており、例年通りの管理では品質維持が難しくなってきています。過去の日誌と作柄を振返り、来年度の栽培管理の対策…
22.09.30
稲刈りも終わり、今月から令和5年度に向けての準備を始める時期となりました。土作り 稲はケイ酸を必要としますので、土壌改良材で補うようにしましょう。秋起し前に『土想神』を10a当り3〜5袋散布し、不足しているケイ酸分と微量要素を補給して、異常気象や病害虫に負けないようにしましょう。秋起し 秋起しは、水田の土作りで非常に重要な作業です。生ワラの腐熟促進の為、出来るだけ早目に行いましょう。稲ワラの腐熟…