23.01.24
【栽培日誌を見直しましょう】 令和4年産は、春先から高温傾向でムレ苗や立枯れ病の発生が見られました。定植後は、活着も良好で、一部藻類の発生はあったものの順調に生育しました。 しかし、梅雨明け後の曇天多雨傾向で、分けつが十分に取れず収量に影響が出ました。近年は、異常気象といわれる天候が常態化しており、例年通りの管理では品質維持が難しくなってきています。過去の日誌と作柄を振返り、来年度の栽培管理の対策…
22.09.30
稲刈りも終わり、今月から令和5年度に向けての準備を始める時期となりました。土作り 稲はケイ酸を必要としますので、土壌改良材で補うようにしましょう。秋起し前に『土想神』を10a当り3〜5袋散布し、不足しているケイ酸分と微量要素を補給して、異常気象や病害虫に負けないようにしましょう。秋起し 秋起しは、水田の土作りで非常に重要な作業です。生ワラの腐熟促進の為、出来るだけ早目に行いましょう。稲ワラの腐熟…
22.07.29
いよいよ出穂の時期となりました。これからの水管理と病害虫防除で収量や品質に大きく影響がでます。『いもち病』による減収や品質低下、『カメムシ』による斑点米での等級落ちの他、今年のように夏場の猛暑が予想される年は、高温や乾燥による胴割れ米等が心配されます。高品質米の生産を目指して、今後の管理を行いましょう!※出穂始め…圃場内で初めて穂を確認した日※出穂期…全茎数の40〜50%出穂した日水管理 胴割れ…
22.05.25
6月は分けつが旺盛になり、有効茎数確保の重要な時期になります。茎が少ないと減収になりますし、無効分けつが増えると過繁茂となり、倒伏や病害の発生を誘発します。 ※水稲栽培日誌は6月15日までに提出いただきますようお願いいたします。◎中干し コシヒカリで1株、25本程度確保できたら中干しを始めます。《中干しの効果》 ?発根促進と稲体の健全化 ?土壌内の硫化水素など有害物質の除去 ?過剰な分けつの発生…