営農情報
22.04.21
[水稲]
いよいよ田植えの時期となりました。
苗箱施薬剤や除草剤等の農薬を使用する際には、ラベル等の内容を確認し、適正に使用しましょう。作業後は水稲栽培日誌へ忘れずに記帳して下さい。
近年、農作業機械による作業事故が多くなっています。焦る気持ちを抑え、点検作業、操作方法等確認し、事故のないよう注意しながら作業をしましょう!
【代かき】
代かきは田面が均平になるように、丁寧に行いましょう。植代は浅く行い、トラクターの車輪の跡がつかない程度にしましょう。
【苗箱施薬剤使用のポイイント】
薬剤の吸収を良くする為、田植え前日に苗箱1箱に対し薬剤50gを均一に散布しましょう。散布後、苗を撫でて薬剤を床土に落とし散水をします。散水する事により薬剤が土に吸着し、薬剤のこぼれ落ちが少なくなり効果も良くなります。
育苗後にハウスで野菜栽培を行う場合、苗箱施薬は必ずハウスの外で散布して下さい。ハウス内で散布した場合、こぼれ落ちた苗箱施薬剤を後作の野菜が吸収してしまい、登録のない成分の残留農薬が検出されると、出荷できなくなってしまうためご注意ください。
【田植え】
深植えにすると活着や分けつが遅れるので、植付け深さを確認しましょう。田植え後は田面が露出しないように水管理をして下さい。活着後、昼間は浅水・夜間は深水で保温を心掛けて下さい。特に夜間の田面露出は地温低下に繋がるので注意しましょう。
【除草剤】
除草剤は水田の条件により剤系を選んで下さい。水持ちの良い水田(3〜4日水が引かない圃場)は『フロアブル剤』・『ジャンボ剤』・『豆つぶ剤』等の剤系が使用できます。(最近では、FG剤・エアー剤等新しい剤系もあるため詳しくは各地区指導員まで問い合わせ下さい)水持ちが悪い水田は『粒剤』を使用すると効果が安定します。
除草剤散布後は、薬剤がしっかり土壌に吸着されるまで水を動かさない。また水を切らして田面を露出させない事が大切です。除草効果を高めるため、代かき後は早めの田植え、除草剤散布を心掛けましょう。
【水稲栽培日誌】
栽培日誌は作業後、忘れないうちに記帳をお願いします。1回目は6月15日(水)までに『日誌』と『台帳』、両方の提出をお願いします。
※出荷はしない場合も、JAのライスセンターやカントリーエレベーターを利用する場合は、必ず日誌と台帳の提出をお願いします。
詳しくは、各地域営農センターへお問い合わせください。