営農情報
21.03.03
[果樹]
剪定の見直しと発芽前管理
厳しい冬を乗り越え、いよいよ樹が活動し始める時期となりました。冬作業の見直しを進めて、春の芽吹きに備えていきましょう。
本年は冬場の気温が高く、芽吹きなどの生育も早くなる可能性があります。各種作業は早めに行いましょう。
◆今月の主な作業
1.整枝剪定の見直し
発芽以降、芽に十分な日光を当てるよう、枝の配置を見直しましょう。特にブドウは春の水あげが早い果樹ですので、早めに実施して下さい。
2.開花に向けた管理
ナシは芽すぐりをして、スレ果になりづらい斜め上向きの芽を残して下さい。モモでは摘蕾作業の時期となります。蕾が小豆大(芽先が少し割れ花びらが見えた頃行うと摘蕾しやすい)になる頃が適期です。どちらの果樹も、素質が良い花に養分を集中させ、初期生育を促すための重要な作業となります。
3.苗木の定植作業
今月末頃から果樹苗木の定植時期に入ります。輸送中に根が乾くことも多いので、お手元に苗木が届いたら、根を水に浸し、凍らないよう注意しながら24時間以上水を吸わせてから定植しましょう。特にりんご苗は注意して行って下さい。
定植した後もしっかりと水をやり、根と土を密着させて下さい。
詳しくは各地域営農センター果樹指導員までお問い合わせ下さい。