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18.05.15

果樹

大玉生産に向けて予備摘果作業の実施を

 本年は春先の高温により生育が早まっていますので、各作業のタイミングを逃さないよう作業の遅れに注意してください。
 結実が確定した直後の数週間が細胞分裂期(果実の細胞が増える時期)にあたります。早期に摘果を実施し、果実の細胞を増やすことが、大きな果実を実らせるのにはとても重要なことになります。また、夏には花芽の分化が決まってしまいます。果実をならせ過ぎてしまいますとホルモンバランスの影響で隔年結果が発生してしまいますので、安定生産のためにも、早めに適正着果量に近づけるよう作業を進めてください。
 病害虫の発生も生育同様に早まっていますので、防除作業なども遅れないように実施してください。特に病気関係は幼果期に感染し収穫前に発病するものも多くありますので、しっかりと予防してください。

りんご
 満開30日後頃までに一輪摘果まで終わらせるよう作業を進めてください。
 フラン病は処置が終わっても、夏までの時期はまだまだ発病してきますので病斑を見つけ次第、順次処置をお願いします。

 横向きの果台の2〜4番果で外向きの果実を優先し、1果そうにつき1果にしてください。その後、満開45日以内に2〜4果そうに1果程度まで摘果を進めてください。

 満開後20日程度で結実が判別できるようになりますので、最終着果量の1.5倍〜2倍程度まで摘果してください。

ぶどう
 芽かき、新梢の誘引、花房の整理などは開花前の重要な作業ですので遅れないように実施してください。

プルーン・すもも
 生理落果が発生しますので、満開後30日頃より摘果作業を実施して下さい。

 詳しくは、各地域営農センター果樹指導員までお問い合わせください。


(三郷地域営農センター 宮腰政寛

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