営農情報
18.05.15
[水稲]
いよいよ今月は、田植えの時期となりました。
苗箱施薬剤や除草剤等の農薬使用時にはラベル等を確認し適正に使用しましょう。作業後は水稲栽培日誌へ忘れずに記入して下さい。
近年、農作業機械による作業事故が多くなっております。点検・作業操作方法等確認し安全に作業を進めてください。
代かき
代かき作業は、田面が均平になるように、丁寧に行いましょう。
植代は浅く行い、トラクターの車輪の跡がつかない程度に調整をしましょう。
苗箱施薬剤使用のポイント
薬剤の吸収を良くするため、田植え前日に苗箱1箱に対し薬剤50gを均一に確実に散布しましょう。散布後、苗を撫でて薬剤を床土に落とし散水をしましょう。散水することにより薬剤が土に吸着しこぼれ落ちが少なくなり効果も良くなります。
また、育苗後にハウスで野菜栽培を行う場合、苗箱施薬使用は必ずハウスの外で散布して下さい。ハウス内で散布した場合、こぼれ落ちた苗箱施薬剤を後作の野菜が吸収してしまい、残留農薬が検出されると、出荷ができなくなってしまいますのでご注意ください。
田植え
植え付け時に深植えにすると活着や分けつが遅れるので植え付けの深さを確認しましょう。田植え後は地面が露出しないように水管理(3cm程度)をして下さい。活着後は、昼間は浅水(2〜3cm)とし、昼間止水・夕方入水にして水温の上昇に努めてください。
草剤
除草剤は水田の条件により剤系を選んで下さい。水持ちの良い水田(4日程水が引かない所)は『フロアブル剤』・『ジャンボ剤』・『豆つぶ剤』の剤系が使用できます。水持ちが悪い水田は『粒剤』を使用すると効果が安定しますので、おすすめです。除草剤散布後は、薬剤がしっかり土壌に吸着されるまで水を動かさないで、田面を露出させないことが大切です。
除草効果を高めるためにも、代かき後の早めの田植え、除草剤散布を心がけましょう。
水稲栽培日誌
栽培日誌は作業後、忘れないように記入をお願いします。
1回目は6月8日(金)までに『日誌』と『台帳』の提出をお願いします。
1回目では種子更新、育苗場所、肥料の関係、除草剤等の明記が必要になってきますので、記入漏れがないかを確認し、提出をしてください。
※ 出荷はしなくても、JAのライスセンターやカントリーエレベーターを利用する場合も必ず日誌と台帳の提出をお願いします。
(三郷地域営農センター 唐澤久智)