営農情報
18.04.15
[そ菜]
ジュース用トマト、スイートコーンの栽培について
ジュース用トマト、スイートコーンの圃場準備、育苗管理が始まります。4月中旬から5月上旬にかけて、霜の害が発生しやすいので、育苗中や定植後の管理には十分注意して下さい。
圃場準備(トマト、コーン共通)
3月中も圃場に入れない日が多く、堆肥散布等遅れている方もいると思います。
圃場に入れるようになりましたら、堆肥は早めに散布し、土となじませておきましょう。基肥散布後の耕起は、土が細かくなるように注意しましょう。土目が粗いと発芽や根張りが悪くなります。マルチは圃場に水分がある頃を見計らって張り、定植予定の1週間前に完成し地温の確保に努めましょう。
ジュース用トマトの仮植、育苗管理
本葉、2〜3葉になったら仮植しましょう。連結ポット等は、土を詰め、十分に灌水をした後、ビニール等を被せ、地温を高めておきましょう。仮植後は朝十分に灌水し、夕方乾く位の水管理で徒長しないよう心掛けて下さい。
本葉4〜5葉で定植になります。2〜3日前から苗を外気に慣らしておきましょう。
早い定植の方や、ここ数年の遅霜の被害にあっている方は、深植えやパオパオなどの被覆資材を使用し、霜対策を実施して下さい。
スイートコーンの播種
スイートコーンは、精算を品種ごと行います。主な品種は「ゴールドラッシュ」「ランチャー」「キャンベラ」になります。
大面積を栽培される方は、播種時期をずらすとともに、品種を変えて品質の良いものを収穫できるようにしましょう。
播種時の注意事項
4月下旬〜7月中旬まで長期間にわたり播種が可能です。発芽温度は12℃〜18℃(最高30℃最低11℃)で、通常14℃が望ましいと言われています。
早い時期の播種は、地温の管理・凍霜対策を心がけてください。
移植をされます方は、スイートコーンは直根性の植物なので、ポット等の底に着く前に植えることと根土をしっかりつけ植えて下さい。(根を傷めると短幹で俵も大きくなりづらいです)。
収穫労力に合わせ3〜4日で収穫出来る面積を1回の播種面積として、計画をお願いします。10a播種粒数は、1穴2粒まきを行い。4袋で8000粒(1袋2000粒)です。より発芽揃いを良くするためにも1穴2粒播きをお勧めします。発芽後、本葉3〜4枚で1穴1本にハサミやカッターで間引きを行います。
発芽不良の原因としては、地温・土壌水分・覆土の厚み・虫害の影響等が考えられます。播種後2週間で発芽が悪い場合の問い合わせは、各地域・地区営農センター指導員にご相談ください。
(梓川地域営農センター係長 青柳安定)