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18.02.15

果樹

品目ごとの特性をつかみ、効果的な剪定を

 2月は剪定作業の最盛期です。寒い中の作業になりますが、体調管理などに気を付けて計画的に作業を進めて下さい。

◎品目の特性を理解しましょう

 果樹には、品目ごとにいろいろな特性があります。以下に、主な自家用果樹の特性を紹介しますので参考にして作業を進めてください。


 柿は昨年伸びた枝の先端から4番目位までの芽から、今年実がなる枝が発生します。一部の枝に先刈りをして、わざと今年は実を成らせない枝を作っておくと収量が安定します。 また、柿の枝は折れやすいので体重をかけたりしないように注意してく下さい。


 梅の芽は葉芽と花芽に分かれていて、樹勢が強く徒長した枝では細い葉芽が多く、樹勢が落ち着いた枝では丸い花芽が多くなります。枝が込み合い、日光が届かなくなると内側のおとなしい枝が枯れ込んでしまいますので、樹勢が強い枝をある程度間引いて樹冠内部に光が入るようにして下さい。


 栗は日光の要求量が多く、枝を間引かないと外側にばかり枝葉のある樹形になってしまいます。また、ある程度(8ミリ以上)太い結果母枝から発生した枝に充実した花がつきますので、樹勢を強く維持してください。一般的な果樹に比べると強い剪定を施す必要があります。
 今回は主要な品目(りんご、桃、梨、ブドウなど)ではなく、お問い合わせの多いその他の果樹についてポイントだけ記載してみました。他にもキウイフルーツやブルーベリー、イチジクなど、いろいろな品目がありますが、しっかり管理してよい果実を収穫しましょう。
 詳しくは、各地域営農センター果樹指導員までお問い合わせ下さい。

(三郷地域営農センター 宮腰政寛

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