営農情報
18.02.15
[水稲]
「食味・品質分析結果」を 活用しましょう
今月の訪問日にて、29年産米の食味・品質分析結果表が配布されています。次年度へ向けての改善コメントが記載されていますので、参考にしましょう。
◎改善コメントは長野県米自主統一規格に準じて対象となった場合に記載されます。コメントが記載されていた方は、該当する項目の改善をお願いします。
診断項目の中の「タンパク値」は、お米の硬さの指標であり、遅くまで稲体や籾に窒素分が残っていると高くなる傾向があります。目標数値6.5%以下になると粘りのあるおいしいお米になります。
タンパク値が高いと穂肥の時期が遅い、または施肥量が多い可能性があります。適期・適量施肥に努めましょう。
「整粒」は適期中干しの徹底と土作り。土壌改良剤のけい酸肥料(土想神・農力アップなど)や、JAあづみ専用けい酸入り肥料『あづみ水稲肥料一発Si』を施用しましょう。
「着色粒」は近年の夏場の高温化によるカメムシの越冬数の増加のため被害が発生しやすい状況です。適期防除と畔草の刈取りを徹底して行うことで被害を最小限に抑えることができます。
「胴割粒」は刈取り間際までの入水管理と適量な穂肥、積算温度による適期刈取り、適正な乾燥調製を行うことで被害を最小限に抑えることができます。
食味・品質分析結果表についてのお問い合わせやご相談は、各地域営農センターへお願いします。
(豊科地域営農センター 唐澤久智)