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営農情報

17.09.17

水稲

  適期刈り取りをお願いします 本年は高温傾向により出穂時期が早まり収穫時期も早くなりそうです。収穫作業が遅れないように機械の点検、清掃等収穫準備を早めに行いましょう。
1、落水時期

 早期落水は胴割れ米の発生など品質低下を招きます。土壌や圃場条件により若干異なりますが、出穂後30日〜40日頃が目安です。落水後も高温が続いていたり、田面が乾きすぎる場合は走り水を行い、根の老化を抑えましょう。
2、適期収穫
刈り遅れは品質低下を招きます。収穫適期の判定は帯緑色籾歩合と積算温度により判定します。
コシヒカリでは帯緑色籾歩合が10%になったら収穫を始めます。積算温度では900℃〜1000℃が適期刈り取り時期となります。
帯緑色籾歩合とは
緑色の籾が1穂内に占める割合のことで帯緑色籾歩合が10%になったら刈り取りを始め、2%になるまでに収穫を終えましょう。
1穂の籾数は概ね100粒ですので帯緑色籾(緑の籾)が10粒になった頃より収穫を始めます。
※各地区に積算温度計を設置していますので、今月訪問日にて配布しております食糧専門委員会発行『稲作だより第6号』をご覧下さい。詳しくは各地区営農指導員までお問い合わせ下さい。
3、乾燥調製
水分ムラ、胴割れ、異種穀粒、異物、異品種の混入に注意しましょう。
刈り取った生籾は速やかに乾燥機に入れ、通風します。
気温の高い時に刈り取りした籾は穀温も高くムレやすく、長時間放置するとムレ米となりますので注意して下さい。

乾燥機の循環不良に注意
高水分籾、ワラくず等ごみの多い籾を乾燥する場合、循環不良を起こす場合がありますので注意して下さい。

水分ムラ、水分変動に注意
こまめに水分をチェックして籾が常温なってから水分測定をしましょう。
乾燥時の胴割れに注意
急激な乾燥作業は、胴割れ米の原因となりますので、3〜4時間程度常温通風してから乾燥作業に入りましょう。
籾摺りは乾燥終了後、穀温が常温 になってから行いましょう。
※収穫時期を迎え、何かと多忙な時期となります。ちょっとした無理や不注意が重大な事故につながります。農機具の事前整備・点検を十分に行い、安全作業を心がけて下さい。


(堀金地域営農センター 下田裕貴

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