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営農情報

17.07.10

そ菜

  梅雨明けになる7月は、病気・害虫ともに発生しやすい月となります。防除には常に作物を観察し、早めの対策を行うことが大切です。
 特に梅雨明け後に高温干ばつが続くと害虫の発生が多くなります。発生初期の防除が効果的になりますので定期的な防除を行いましょう。
 また、農薬ラベルに記載されている使用方法を必ず守りましょう。また、隣接作物への農薬散布防止に努めましょう。風が強いときは農薬の飛散により近隣の住宅や、家畜等に影響を及ぼすことや、他の作物の残留農薬違反などを招くことがありますので注意して下さい。
 
ジュース用トマト
 圃場管理
 収穫期が近づいてきました。着果負担により樹も弱っていますので、追肥を実施しましょう。
株分けの遅れ等で果実がむき出しの場合は、日焼け果になり出荷できなくなりますので、稲わらや被覆資材で日よけをしましょう。また、干ばつの場合も日焼けが発生しやすくなりますので、灌水も実施して下さい。

 病害虫防除
 オオタバコガは幼虫が果実に入ると、農薬が効きにくくなりますので、早期発見し防除してください。ダニも乾燥すると出てきますので、樹が黄色く脱色している場合は注意して下さい。
 低温多湿状況になると疫病が発生し、高温になると輪紋病が発生しやすくなります。樹勢が弱っている頃なので、追肥による樹勢の維持と、天気を見て晴れ間に殺菌剤の散布をしましょう。
 ・オオタバコガ、ダニの同時防除に「コテツフロアブル 2,000倍」
 ・殺菌剤 「コサイド3,000 1,000倍」
 
キュウリ
  うどんこ病、灰色かび病
  高温乾燥になるとうどんこ病。低温多湿になると灰色かび病が発生しやすくなります。
ハウス等の雨除け栽培の場合は特に注意が必要です。古い下葉は取り除き、日当たりと風通しをよくしましょう。農薬による防除効果は高いですが、同じ農薬の連用は避けましょう。

スイートコーン
  収穫期に入ってきました。アワノメイガ等の防除に使える農薬は、使用時期が迫っていますので、 注意して使用して下さい。
  使用する農薬など、詳しくは各地域営農センター又は、各指導員までお問い合わせ下さい。
  
                                                                        (豊科地域営農センター主任 有賀賢一

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