17.04.11
[そ菜]
ジュース用トマト、スイートコーンの圃場準備、育苗管理が始まります。ここ 2年ほど 4月中旬から5月上旬にかけて、霜の害が発生していますので、育苗中や定植後の管理には十分注意して下さい。
圃場準備(トマト、コ―ン共通)
3月中も圃場に入れない日が多く、堆肥散布等遅れている方もいると思います。
圃場に入れるようになりましたら、堆肥は早めに散布し、土となじませておきましょう。基肥散布後の耕起は、土が細かくなるように注意しましょう。土目が粗いと発芽や根張りが悪くなります。マルチは圃場に水分がある頃を見計らって張り、定植予定の 1週間前に完成し地温の確保に努めましょう。
ジュース用トマトの仮植、育苗管理
本葉、 2〜3葉になったら仮植しましょう。連結ポット等は、土を詰め、十分に潅水をした後、ビニール等を被せ、地温を高めておきましょう。仮植後は朝十分に灌水し、夕方乾く位の水管理で徒長しないよう心掛けて下さい。本葉 4〜5葉で定植になります。 2、3日前から苗を外気に慣らしておきましょう。
早い定植の方や、ここ数年の遅霜の被害にあっている方は、深植えやパオパオなどの被覆資材を使用し、霜対策を実施して下さい。
スイー トコーンの播種
スイートコーン は、精算を品種ごと行います。主な品種は、「ゴールドラッシュ」「ランチャー」「キャンベラ」になります。大面積を栽培される方は、播種時期をずらすとともに、品種を変えて品質の良いものを収穫できるようにしましょう。
播種時の注意事項
4月下旬〜7月中旬まで長期間にわたり播種が可能です。発芽温度は12 ℃〜18℃(最高 30℃最低11℃)で、通常14℃が望ましいと言われています。
早い時期の播種は、地温の管理凍霜対策を心がけて下さい。発芽不良の原因としては、地温・土壌水分・覆土の厚み・虫害の影響等が考えられます。播種後 2週間で発芽が悪い場合は指導員にご相談下さい。
(堀金地域営農センター 下田裕貴)