16.11.14
[水稲]
今月は今年1年の水稲栽培を振り返り、次年度への反省と対策を考えましょう。
本年の稲作は順調に生育し、例年にないほど早い出穂期を迎え、早生種では8月下旬には稲刈りが始まりました。コシヒカリも7月末から8月初旬に出穂期を迎え、収穫も早く始まりました。しかし台風や秋雨前線等の影響で降雨が続き収穫作業ができず、10月まで遅れてしまいましたが、品質面では心配された胴割れ米も少なく良品質でありました。
今年の気象や病害虫・雑草の発生を振り返り、次年度対策への参考にしていただきたいと思います。
当面の作業としては、秋起しの実施をお願いします。
『土想神』等の土壌改良材を散布し早めに耕しましょう。
土壌診断を行いましょう。
土壌診断を行い、水田の状態を確認しましょう。土の採取方法・提出方法は各地区営農センターへご確認下さい。
直播栽培に取り組みましょう。
○育苗ハウス・育苗管理が不要になります。
○発芽率は、コーティング技術の向上と
加温処理により安定しています。
○出穂期・収穫時期が移植栽培より1週間程度遅くなるので、収穫作業の分散や高温障害の回避により胴割れ米発生の軽減となり品質向上が期待できます。
以上メリットの多い栽培方法です。是非、前向きに検討してみましょう。
詳しくは、各地区営農指導員までお問い合せ下さい。
(穂高地域営農センター主任 西牧 宏)