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営農情報

16.05.18

そ菜

 いよいよ露地野菜の定植本番を迎えました。昨年は4月下旬から5月上旬にかけて高温干ばつ傾向であり、活着がしにくい年でした。例年5月は寒暖の差が大きく、気温の格差が激しい時期となります。定植して活着するまでの苗は、晩霜や低温に特に弱く、生育に悪影響がでますので注意して下さい。また、畝立・マルチ掛けは土壌水分が適当なタイミングで行い、定植1週間前までにはマルチを掛けて地温を高めておくことで活着を良くすることに繋がります。

ジュース用トマトについて
定植作業も終盤となり、今後の作業は土入れ、ホルモン剤処理、株分けとなってきます。
土入れはマルチの上に葉が5〜6葉出できたら、マルチの植え穴を埋めるように行うと、雑草防除や干ばつ防止となります。
株分けは、側枝が伸びてきたら、葉の絡みを取ながら両側に枝を分けて下さい。
ホルモン剤処理は、第1花一房の開花期で3〜5花咲いたら、着果促進のために必ず行いましょう。障害防止のため、高温時の散布や2度かけ、成長点にかけないように注意してください。
株分けは畝枝が伸びてきたら、葉の絡みを取りながら両側に枝を分けて行ってください。
※強い株分けは樹勢を弱め、日焼け果・うるみ果の原因となることがあるので注意して下さい。

タマネギについて
昨年のような干ばつになると玉の肥大に影響し減収の原因となります。降雨が少ない場合は濯水をこまめに行ってください。しかし、5月下旬以降の濯水は貯蔵中の腐敗に繋がりますので、それまでには濯水を終了して下さい。今年もすでに「べと病」の発生が散見されています。罹病株は降雨に発生が広がる恐れがあります。予防防除としてダコ二ール1000、その後にプロポーズ顆粒水和剤や力ーゼー卜PZ 水和剤の使用をお薦めいたします。
詳しくは各地域営農センターヘご相談下さい。

                                           (穂高地域営農セッター  太田駿作)

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