16.05.18
[水稲]
いよいよ今月は、田植えの時期となりました。
苗箱施薬剤や除草剤等の農薬使用時にはラベル等を確認し、適正に使用しましょう。作業後は水稲栽培日誌へ忘れずに記帳して下さい。
気持ち的にも忙しくなると思いますが、農作業事故のないよう注意しましょう!
〔代かき〕
代かきは平らになるように、丁寧に行いましょう。
植代は浅く行い、車輪の跡、がつかない程度にしましょう。
〔苗箱施薬剤使用のポイント〕
薬の吸収を良くする為、田植え前に苗箱1枚に対し薬剤50gを均一に散布しましょう。
散布後、苗をなでて薬を床士に落とし散水をします。散水する事により薬剤、が士に吸着するため薬剤のこぼれ落ちが少なくなり、薬剤の効果も良くなります。
育苗後にハウスで野菜栽培を行う場合、苗箱施薬剤使用は必ずハウスの外で散布して下さい。ハウス内で散布した場合、こぼれ落ちた苗箱施薬剤を後作の野菜が吸収してしまい、残留農薬が検出され出荷できなくなります。
〔田植え〕
深植えにすると活着や分けつが遅れるので植付けの深さを確認しましょう。田植え後は地面が露出しないように水管理して下さい。
活着後、昼間は浅水で夜間は深水で保温を心掛けて下さい。特に夜間の田面露出は地温低下に繋がるので注意して下さい。
〔除草剤〕
除草剤は、水田の条件により剤系を選んで下さい。水持ちの良い水田は『フロアブル剤」・『ジャンボ剤』・『豆つぶ剤」の剤系が使えます。水持ちが悪い水田は『粒剤』をお薦めします。
除草剤散布後は、薬剤がしっかり土壌に吸着されるまで水を動かさず、また水を切らして田面を露出させない事が重要です。
〔水稲栽培日誌〕
栽培日誌は作業後、忘れないうちに記帳をお願いします。
1回目は6月10日(金)までに『日誌』と『台帳』の提出をお願いします。
※出荷はしなくても、 JAのライスセンターやカントリー工レベーターを利用する場合は、日誌と台帳の提出が必要となりますので、お願いします。
(穂高地域営農センター主任 西牧宏)