16.05.18
凍霜害の確認と遅れない予備摘果作業を [果樹]
4月12日の朝は、マイナス7℃前後の低温となりました。この低温により霜道、霜溜まりによっても差がありますが、被害の発生が見られますので、園地の状況、着果量、が確保できるかなど確認してから、作業を進めて下さい。また、病害虫防除についても、大切な時期となりますので、使用基準、使用方法を厳守し、適期防除に努めて下さい。
りんご
予備摘果は満開後30日以内に終了するよう進めて下さい。一輪摘果を基本とし、長果枝の先端、腋芽果、遅れ花(実)を摘み取って下さい。
凍霜害の被害が多く見られる園地では、着果量の確保、樹勢調整(維持)を目的に長果枝の先端や遅れ花を残して下さい。
なし
品種特性を考慮し、1果そう1果とします。横向き果台の2〜4番果の中で外向きの果実を残すようにし、満開後1ヶ月以内に2〜4果そうに1果程度までに仕上げて下さい。凍霜害の被害が多く見られる園地では、番果の遅い物も使用し着果量の確保に努めて下さい。
もも
予備摘果は満開後却日頃より結実の良否がはっきりしますので、最終着果量の1.5倍〜2倍程度まで摘果して下さい。凍霜害の被害が多く見られる園地では、着果位置にこだわらず、着果量の確保に努めて下さい。
ぶどう
芽かき、新梢誘引など開花前の大事な作業となります。遅れないよう実施して下さい。
プルーン、すもも
凍霜害の状況を確認して下さい。また、生理落果の発生がありますので、満開後30日頃より予備摘果を実施して下さい。
その他
・防除作業を行うときは、他の作物等ヘ飛散しないよう注意して下さい。
※詳しくは、各営農センター果樹担当までお問い合わせ下さい。
(三郷地域営農セッター課長代理 山田忠史)