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16.02.19

水稲栽培日誌」を見直してみましょう 水稲

 2月は米作りの主だった作業がなく、種播きに向けての準備は来月からとなるので、この機会を利用して昨年記入していただいた、「水稲栽培日誌」を見直しましょう。
 昨年の作柄を振り返り、生育状況や米の品質、病虫害や雑草の発生状況などに問題があった場合は、日誌で、肥料や農薬の使用時期や量を確認し、今年の米作りをより良くするために、改善しなければならないことを見つけてみましょう。
 例えば、ここ数年問題となっている、夏季の高温による胴割粒や乳白粒などの高温障害の発生について、田植え日などを確認してみることで、改善点を考えてみます。
 高温障害は、登熟初中期(出穂後10〜20日間)の気温が高温期に当たらないよう作期を調整することで発生が少なくなります。
 胴割粒や乳白粒が多い場合は、日誌で田植え日を確認し、5月上旬に田植えをする場合は、出穂が高温期に当たるので高温期を避けるために、5月中旬以降に行いましょう。
 5月上旬でないと田植えができない場合は、出穂が高温期になると予想されますので、穂肥(窒素)の増量による高温対策を図りましょう。窒素を増量することにより、登熟期間中の葉色値が高く維持され、高温障害が出にくくなります。
 穂肥の時期や量についても、日誌を確認してみましょう。早すぎる施用や過剰投入は、稲の下位節間が伸長し倒伏してしまいます。また、最近は、食味向上を意識しすぎて穂肥の量を過度に少なくする傾向が見られますが、生育状況に応じた追肥を行わないと高温障害が増える可能性がありますので注意して下さい。
 水田雑草の防除時期も確認して下さい。除草剤を使ったのに効果がなかった場合、使用した時期がその雑草に効果がある時期を過ぎていた可能性があります。大きくなりすぎると除草剤の効果が発揮されませんので、圃場をよく観察し適期防除を心掛けましょう。
 日誌は米の栽培過程を記録し証明するものです。しっかり記録し、米作りをより良くするための資料として活用しましょう。

                                                                  (三郷地域営農センター係長 赤羽正宏

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