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営農情報

15.02.17

水稲

3月に入ると、いよいよ 27年産水稲栽培に向けた種籾の配布が始まります。種子消毒の実施や早めのハウスの準備をお願いします。
昨年は、夏場の日照不足等により米に青未熟米が多く混ざり、収量も大幅に減収となりました。 先月の訪問日で、米を出荷していただいた生産者の皆様へ食味診断結果が届いて
いるかと思います。 年産に向けて、食味診断結果を活用し良質な米の生産と収量の確保に努めていきましょう。

高温障害対策
例年、米作りで課題となっているのが高温対策です。主な高温対策としては、夏場の高温になりやすい時期と出穂期が重な らないように田植え時期を遅らせることです。早めに計画をし、田植え時期の検討をお願いします。JAあづみでは 5月16日・17日頃の田植えをお勧めします。
コシヒカリの出穂期や成熟期が昔に比べると約1週間程度早まっています。出穂後か 10日間の最高気温が30℃以上の日が続くと胴割れが発生しやすくなります。また、出穂前後3週間は常時灌水とし、この間夜温が高い場合は、かけ流しを行い水温をできるだけ低く管理するように心がけましょう。

カメムシ対策
カメムシによる斑点米の混入は等級の格下げ要因になります。カメムシ類は、越冬後、水田周辺の畦畔を生息地とし、出穂すると水田内に侵入するので耕種的防除として、出穂2週間前までに畦畔の草刈りを行いましょう。また、周辺に遊休荒廃地等があるとカメムシの生息場所となり被害の発生が助長されやすくなりますので、地域全体での取り組みによりカメムシ密度を減らし、被害を低減させましょう。耕種的防除と薬剤防除との組み合わせで防除効果を高めましょう。

雑草イネ対策
年々雑草イネの被害が拡大しています。発生の見られた圃場では引き続き十分な注意が必要です。
雑草イネが米に混ざると、コシヒ力リなどの銘柄が付けられず「その他品種」扱いとなり販売価格が大幅に安くなってしまいます。
雑草イネの撲滅に向けて、JAの推奨する赤米除草体系を活用して抑制を図り、発生してしまったものについては、圃場内の条間や株間の抜き取り作業を行い、混入しないよう努力しましょう。

詳しくは、各地域営農センターまたは指導員までお問い合わせ下さい。


(豊科地域営農センター 唐津久智)

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