14.07.10
[そ菜]
昨年までは、梅雨明け後猛暑の夏が続いていましたが、本年の長期予報では冷夏の予想がされています。
今後の天気予報には十分注意し、圃場の排水対策、予防防除の徹底をお願いします。
ジュース用トマト
圃場管理
収穫時期が近づいてきました。着果負担により樹も弱っていますので、追肥を実施しましょう。
株分けの遅れ等で果実がむき出しの場合は、日焼け果になり出荷できなくなりますので、稲わらや被覆資材で日よけをしましょう。
また、干ばつの場合も日焼けが発生しやすくなりますので、潅水も実施して下さい。
病害虫防除
オオタバコガは幼虫が果実に入ると、農薬が効きにくくなりますので、早期発見し防除して下さい。ダ二も乾燥すると出てきますので、樹が黄色く脱色している場所は注意して下さい。
オオタパコガ、タニの同時防除に
「コテツフロアブル2000倍」
低温多湿状況になると疫病が発生し、高温になると輪紋病が発生しやすくなります。樹勢が弱っている頃なので、追肥により樹勢の維持と、天気を見て晴れ間に殺菌剤の散布をしましょう。
『コサイド3000 1000倍』
キュウリ
「うどんこ病、灰色かぴ病」
高温乾燥するとうどんこ病が、低温多湿になると灰色かぴ病が発生しやすくなります。ハウス等の雨除け栽培の場合は特に注意が必要です。
古い葉は取り除き、日当たりと風通しを艮くしましょう。農薬による防除効果は高いですが、同じ農薬の連用は避けましょう。
スイートコーン
収穫時期に入ってきました。アワノメイガ等の防除に使える農薬は、使用時期が迫っていますので、注意して使用して下さい。
『アワノメイガ」
アグロスリン乳剤 収穫7日前まで
『オオタパコガ」
アファーム乳剤 収穫3日前まで
「アブラムシ類」
モスピラン顆粒水溶剤 収穫前日まで
農薬については使用方法を確認してご使用下さい。詳しくは台地区の営農センターにお問い合わせ下さい。
(豊科地域営農センター 手塚富康)