14.04.14
[そ菜]
ジュース用トマト、スイートコーンの圃場準備、育苗管理が始まります。ここ2年ほど4月中旬から5月上旬にかけて、積雪や凍霜害が発生していますので、育苗中や定植後の管理には十分注意して下さい。
圃場準備(トマト、コーン共通)
2月からの大雪の影響で、3月中も圃場に入れず堆肥散布等遅れている方もいると思います。圃場に入れるようになりましたら、堆肥は早めに散布し、土になじませておきましょう。
基肥の散布後、耕す時は土が細かくなるように注意しましょう。土目が粗いと発芽や根張りが悪くなります。
マルチは圃場に水分がある頃を見計らって張りましょう。生分解マルチを使用するときは、日中の温かい時に張るとやぶれにくくなります。
ジュース用トマトの仮植、育苗管理
本葉、2〜3葉になったら仮植しましょう。連結ポット等は前もって土を詰めておき、ビ二ール等を被せて温めておきます。
朝に潅水をして、夕方乾く位の水管理で徒長しないよう心掛けて下さい。
本葉4〜5葉で定植になります。定植の2、3日前から苗を外気に慣らしておきましょう。
早い定植の方や、ここ数年の遅霜の被害にあっている方は、深植えやパオパオなどの被覆資材を使用し、霜対策を実施して下さい。
スイートコーンの播種
本年度は、スイートコーンの精算を品種ごと行う事になりました。主な品種は「ゴールドラッシュ」「ランチャー」「キャンベラ」になります。大面積を栽培される方は、播種時期をずらすとともに、品種を変えて品質の良いものを収穫できるようにしましょう。
7月上旬からの早出しには、コールドラッシュ。7月下旬から8月出荷には、しなびに強いランチャー等を推奨します。どの品種も、収穫適期を逃さないよう注意して下さい。
播種時の注意事項
4月下旬からの早播きは、霜にあたらないよう、トンネルなどで覆いましょう。
ランチャーは地温が低いと発芽が揃わない事があります。
(豊科地域営農センター 手塚富康)