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営農情報

13.11.11

晩生種リンゴの収穫と収穫後の管理 果樹

 11月は晩生種りんこの「王林」と「ふじ」の収穫最盛期を迎えます。未熟果に注意しながら収穫作業を進めましょう。また来年の栽培に向けての準備も進めましょう。

今月の主な作業

◎王林の収穫
  王林はガクア部周辺の地色が黄緑色に抜け、果面の果点が浮き出たものから収穫を行って下さい。収穫は11月14日頃を目安に終了するよう進めましょう。

◎ふじの収穫
  ふじはガクア部の地色が抜けてアメ色になったものから収穫をしましょう。最近は着色系統のふじが増えており、ガクア部周辺まで着色するため、熟期の判断が難しくなっている系統もあります。収穫の前には必ず試食をして食味、密入り等を確認しましょう。
  収穫は着色の良い上枝や外周の果実から行うことで、内枝に光りが入りやすくなり着色も向上します。
  本年は「雹害果」、台風による「傷果」も多いので、適正な区分け作業を行って下さい。
  また11月下旬になりますと、寒波により果実が凍結してしまう事もありますので、収穫作業は11月25日頃には終了するように進めて下さい。

◎秋冬期の管理

・施肥
  基肥の時期となります。施肥基準を参考に、本年の作柄状況も考慮し(玉肥大、青実の発生、着色の遅れ、新梢の伸び等)施肥を行いましょう。

・除草剤散布
  秋冬期の除草剤散布は春先の雑草発生を抑えるとともに、野ねずみの被害を軽減させる効果もあります。使用基準に沿って実施しましょう。

・野ねずみ駆除
  収穫終了後に落果した果実やワラ等を取り除き、圃場内をきれいにしましょう。
  野ねずみ駆除剤を使用する場合は使用基準を確認して使用して下さい。

                                                            (三郷地域営農センター  降幡英樹

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