12.12.04
1年間の反省と次年度への準備を! [果樹]
りんごの収穫作業も終わり、今年も残すところわずかとなりました。本年度の果樹栽培は、遅霜や夏場の高温による日焼け果の発生、突風など気象に振り回された1年間でした。
今月は、次年度にむけての果樹生産が始まる月となります。本年度の栽培管理を各品目・品種ごとに振り返り、問題点があった場合には、改善点を明らかにし、次年度に活かして下さい。
今月の主な作業
○基肥の施用
施肥量は果樹施肥基準を参考にし、樹勢や本年度の生産状況を踏まえながら実施して下さい。
また、土壌診断を行い、圃場の状態を確認することにより、施肥量やコストの削減に繋がることがあるので、実施しましょう。
○園地整備
降雪前に、野鼠害防止のため、株元のワラ等の除去を行い、園地をきれいにして下さい。雑草がある園については除草剤の散布を行って下さい。
また、棚やトレリス等が緩んでいる、古くなっている圃場では、点検や整備を実施して下さい。
○凍害対策
春先になってから、若木を中心に枯れてしまうことがよく見られます。厳冬期を迎える前に、巻きワラや白塗剤を使い、主幹部の保護を行って下さい。
今後の管理等詳しいことは、各地域営農センター果樹指導員にご相談下さい。
(果実課 田中)