12.07.12
病気・病害の発生しやすくなる時期です [そ菜]
果菜類・根菜類ともに梅雨から梅雨明けにかかる7月は病気・病害の発生しやすくなる時期です。 予防対策は作物を常に観察して早く被害を見つけ出し対処することです。特に降雨前農薬散布を基本に、予防効果のある薬剤を早め早めに散布すると効果的です。
農薬散布の際は、農薬のラベルを確認して使用作物・適用病害虫・希釈倍率・使用時期使用回数・散布量の使用方法を守った使用をお願いします。また、隣地・隣接作物への農薬飛散防止にも努めましょう。
○害虫対策
果菜類、特にジュース用トマトは、オオタバコガの発生が予想されます。
本年の発生予察では、6月下旬頃より成虫の誘殺数が増加していますので、7月に入ると幼虫による被害が予想されます。
果実の内部に侵入して加害し、薬剤がかからず発生後の防除が困難です。発生には波があり、いつ発生するか予想がつかないので定期的な予防防除が大切です。
また、例年梅雨明け後にはダニの発生が見られます。天候にもよりますが、梅雨明け後に高温・旱魃(カンバツ)が続くと大量発生することがあります。発生初期の防除が効果的です。
○病害対策
梅雨明け後、疫病・輪紋病・灰色カビ病・細菌斑点病がが各作物で発生しやすいです。
圃場内の作物を観察することにより早期発見をして病名と対策を早めに指導員と相談して対応をして下さい。
○スイートコーンの管理
追肥
雄穂出穂期(NK24号を20kg/10a)と雌穂の出穂期(硫安を20kg/10a)の追肥をします。
吸肥力の強い作物なので、肥料不足を起こさないように注意する事がポイントです。
消毒
追肥時期に合わせて消毒をする。
雄花の出穂期に1回、雌穂の出穂期に1回の防除を基本とし虫の状況と農薬使用時期を確認の上散布回数を増やす。
害虫(特にアワノメイガ)が果房内に入ると防除が困難になるので散布時期を逸しないように注意する。
絹糸発生日の記録と目印付け
圃場の中で絹糸が出始めた日をカレンーに記録し収穫日の間安とする。また、早く発生した3〜5本の茎に「ヒモ」等で目印を付け、収穫予定日近くになったら全むきして熟期の確認をする
詳しくは、各地区営農センターまたは、営農指導員へお問合せ下さい。
(三郷地域営農センター 下田)