11.09.13
適期収穫に努めましょう [果樹]
つがるや幸水、巨峰など多くの品目が収穫最盛期を迎えます。適期収穫に努めると共に、次に収穫期を迎える品目の管理を進めましょう。
今月の主な作業
1、りんご
つがるの収穫も後半戦となります。過熟にしてしまわないよう、地色が抜けきる前に収穫してください。また、早生ふじは落果防止剤の散布が必要です。シナノドルチェや早生ふじ、シナノスイートやトキは収穫前管理時期となります。最終の見直し摘果、葉摘みや玉回しなどの管理を進めて下さい。
2、梨
幸水をはじめ豊水、サンセーキが順に収穫期を迎えます。幸水と豊水は特に過熟になり易い為、注意して収穫を進めましょう。また、豊水は他品種と比べ果肉が軟らかく、打痕になり易い為、収穫時の扱いには注意しましょう。
3、桃
収穫終了後の防除・礼肥が重要な作業です。今回の防除は、翌年の穿孔細菌病とモモハモグリガ発生量を減らす為の重要な防除です。ICボルドー412とスミチオン乳剤を規定量散布して下さい。また、品種更新の芽接ぎはこの時期が作業適期となります。
4、ぶどう
巨峰・ピオーネ・ナイアガラがそれぞれ収穫期となります。巨峰やピオーネ、ナガノパープルは赤みが残っていると渋さを感じる場合があります。
果てい部(粒の付け根)が黒くなってきたら収穫しましょう。ナガノパープルは割れ果に注意が必要です。ナイアガラは粒がうす黄色くなり、網目が透けて見え始めたら収穫時です。
栽培・防除日誌を提出する際は、必ず記入し忘れが無いか確認してください。
また、除草剤を撒いた場合は、どの品種の園地に撒いたか解るように記入して下さい。
(三郷地域営農センター 西牧指導員)