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11.09.13

えのきたけ新品種 臥竜6号について きのこ

 昨年度より農家モニター試験を行い、現在、品種登録出願中の臥竜6号ですが、
本年7月より原種菌センターからの母菌供給が始まり、本格的な普及に向けての体制が整いつつあります。
現在の普及状況、並びに特長について説明致します。

特 徴
1、培養条件、温度設定について
 臥竜5号がビン内最高19℃以下を基準とするのに対し、臥竜6号は21℃を目安に管理します。
培養室の温度設定に関しては、個々の条件によって変わりますが、概ね現在より2℃高く設定することが可能です。
この事により、菌回りも早くなり、菌掻き可能日数の短縮が可能となります。
2、培地組成について
 コーンコブ主体の培地に対して適応性が高く、収量の向上が期待できます。
殺菌後の培地PHについても6.2〜6.4程度がベストと思われ、菌回りの短縮に役立ちます。また、コーンコブ培地で問題となる、芽出し時の菌床剥離が少なく管理が容易となります。
3、生育温度について
 臥竜5号は、抑制初期にしっかりとした抑制管理を行わないと軟弱、水キノコ、収量低下などの品質不良になりやすいきのこでした。しかし臥竜6号は比較的徒長しにくい為に、生育全般の温度を0.5℃程度引き上げる事が可能となり、生育日数の短縮が可能です。
4、効率的な生産について
 昨今の電力事情や低コスト栽培の必要性から、ビン当たり収量の向上だけでなく、栽培日数の短縮や栽培温度の引き上げが可能となる品種が必要と考えています。
栽培、培養において若干の課題は残すものの、これらの命題において臥竜6号は優秀な特性を有しており、収量、品質についても従来より向上させる事が可能と考えます。生産量のみを追及する従来型の生産体系でなく、より効率的で低コスト、なにより消費者に望まれる高品質きのこの生産の一助となる事が期待できる新品種です。

(中信種菌連 立川業務課長)

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