11.07.05
梅雨時期の栽培管理 [そ菜]
病気・病害の発生しやすくなる時期です。果菜類・根菜類ともに梅雨から梅雨明けにかかる7月は病気・病害の発生しやすくなる時期です。予防対策は作物を常に観察して早く被害を見つけ出し対処することです。
特に降雨前散布を基本に、予防効果のある薬剤を早め早めに散布すると効果的です。また、梅雨明け後はダニの発生が増えるので発生初期の防除をお願いします。
農薬散布の際は、農薬のラベルを確認して、使用方法を守った使用をお願いします。また、隣地・隣接作物への農薬飛散防止にも努めましょう。
◎ジュース用トマト
果菜類、特にジュース用トマトは、梅雨明け後オオタバコガの発生が予想されます。果実の内部に侵入して加害し、薬剤がかからず発生後の防除が困難ですので幼虫の段階での防除等、早めの防除が大切です。
ここ数年、「ゲリラ豪雨」といった短時間に大量の雨が降る現象が続いています。圃場に水が冠水すると湿害が発生しますので、圃場の周りに排水溝を作る等の排水対策の実施をお願いします。
これからの気象予報では、7月前半は曇りが多く、後半は晴れの日が多く気温は平年並みから高めの予報ですので、排水対策と併せて日焼け対策もお願いします。
詳しいお問い合わせは、各地区営農センターまでお問い合わせ下さい。
(豊科地域営農センター 丸山指導員)