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11.06.07

夏場の省エネ対策について きのこ

施設、設備の対策

1、屋根への断熱塗料の施工
 屋根の表面温度を下げる事を目的とし、遮熱(光を反射して屋根材の温度上昇を防ぐ)及び断熱(表面の温度を屋根材に伝えない)の2種類がさまざまなメーカーから販売されています。日中には屋根の表面温度が80℃以上になる事もありますが、屋根裏の温度上昇を防ぐ事で室内の温度上昇を防ぐ効果が期待できます。
 また、日当たりの良い壁面への塗装も効果が期待できます。

2、クーラー、冷凍機の点検
 クーラーの室内機、室外機共にアルミ製の細かなフィンで熱交換を行っています。このフィンにホコリやゴミが詰まっていると風の通りが悪くなり効率が落ちますので水洗などでゴミを取り除きます。ただし、このアルミフィンはとても柔らかな物なのでつぶしたりしないように注意しましょう。
 また、複数ある送風用のファンのーつが故障していても効率が落ちますので点検して下さい。

3、日除けの設置
 日当たりの良い壁面や冷凍機には通気を妨げない範囲でヨシズや寒冷紗などで日差しを遮りましょう。

4、冷凍機などへの水の噴霧
 冷凍機のフィン部分に水を墳霧する事も高い効果があります。特に日中の高温時や培地殺菌後の釜出し時などに高圧カットによる冷凍機の停止を防止できます。タイマーなどで時間設定をし、効率的に使用することで機器の負荷を減らす事が出来ます。
 中部電力の管内では電力供給の不足は無いとされていますが、4年前の様な2カ月以上にわたる猛暑の連続があれば電力不足は免れません。きのこ生産には冷房設備が必須であり、長時間の停電は産のあらゆる段階で深刻なダメージを受ける事となります。身近にある些細な事から節電に努める様、日頃、の意識を高める必要があります。

(中信種菌連 立川業務課長)

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