10.05.13
地域づくりに貢献する地産地消活動 [産直]
5月を迎え直売活動が本格化しますが、地産地消を実現・実践する活動が直売等の取り組みです。多くの農業者の皆様に参加して頂き、管内の直売活動等が益々発展し、農業と地域が活性化することを期待します。
■「地産地消とは」
「地域で生産された農産物を、その地域で消費する」と言う意味で、地域の消費者ニーズに合った物を地域で生産する農業生産と生産された農産物を地域で消費しようとする活動を通じて、農業者と消費者が結びつく取り組みと言えます。
■「地産地消は地域貢献活動」
生産者と消費者が「顔が見え、話ができる関係」をつくりながら、地域住民や消費者が安全で安心できる新鮮な農産物を定期的・安定的に購入できる環境をつくり、また地域農業と関連産業の活性化を図るなど、直売活動等は地域の人間関係と経済を潤す重要な社会貢献活動と言えます。
■「地産地消のメリット」
(生産者のメリット)
・地域の消費者ニーズを的確に捉えた 効率的な農業生産ができます。
・流通経費の削減ができ、生産者の手 取りが向上します。
・少量の商品や不揃い品(規格外品) も販売することが可能となります。
・対面販売により消費者の反応や評価 を実感でき、生産者は品質改善や顧 客サービスに前向きとなり生産意欲 が向上します。
・高齢者や女性も農業生産に参加しや すくなります。
・耕作放棄地や捨て作りの解消にもつ ながり、地域の活性化や食べ方など 食文化の継承にも役立ちます。
(消費者のメリット)
・身近な場所から新鮮で適期収穫され た農産物を購入することができます。
・消費者自ら農産物の生産状況等を確 認でき、安心感と安全性の高い農産 物を得ることができます。
・食と農について親近感が得られ、生 産と消費の関わりや伝統的な食文化 についても理解を深める機会となり ます。
・流通経費が削減され、農産物を安価 で購入することができます。
本年も積極的な地産地消活動を行い、地元農家から地域の消費者の皆様に向けて、直売所の命でありセールスポイントの「新鮮で、安全で、豊富で割安」な農産物を提供しましょう。
(営農経済事業部農産課長 小林課長)
※広報誌スマイル平成22年5月号掲載記事